30GB（30ギガ）の格安SIMプランを比較！選び方のポイントを解説

「毎月データをたっぷり使いたいけれど、どの格安SIMがお得かわからない」

「30GBくらいデータ容量が欲しいけれど、無制限プランにした方がいいの？」

格安SIMの大容量プランを探している方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

せっかく格安SIMを選ぶのだから、データをたくさん使いつつなるべくお得なプランを選びたいですよね。そこで今回は、30GB使える格安SIMのプランについて解説します。

結論、月30GB以内におさまるならahamo、毎月30GBをオーバーするなら楽天モバイルがおすすめです。

以下でおすすめのプランや、30GBプランの選び方のポイントを紹介します。30GBプランの選択に迷っている方は、ぜひチェックしてください！

30GB格安プランを比較する時のポイント

さっそく格安SIMの30GBプランを比較するときのポイントを見ていきましょう。

順番に解説していきます。

月額料金は気にしなくてOK

30GBの容量を基準に格安SIMの料金プランを選ぶ場合、月額料金を選ぶポイントにする必要はありません。

30GBプランの料金は、各社2,700円〜3,200円程度と大きな差がないからです。

	月額料金
ahamo	2,970円
楽天モバイル	3,168円〜 ※家族割適用時
ワイモバイル	2,178円〜 ※各種割引適用時（7ヶ月目以降2,728円）
UQモバイル	3,278円
LINEMO	2,970円

上記のように、各社差額1,000円程度と大きな開きはありません。

もちろん、安さを売りにした格安SIMの中にはもっと安く30GBプランを提供している事業者もありますが、通信の安定性やサポートなどを考慮するとある程度の価格帯から選択したほうが使い勝手が良くなります。

また、乗り換えに際してポイント還元や端末の割引を受けられる場合もあり、ポイント還元や割引などと合わせてトータルで見ると大手格安SIMの方がお得になる場合も。

このように、30GBの格安プランを選ぶ場合は、月額料金だけに注目せず開催中のキャンペーンなどを重視するのがおすすめです。

スマホの機種変更をしない人はポイント還元を重視する

通信事業者の乗り換えと同時にスマホの機種変更をしない場合は、乗り換えでどのくらいのポイント還元が受けられるのかに注目するのがおすすめです。

格安SIM各社で行われているポイント還元キャンペーンの一例を紹介します。

	ポイント還元キャンペーン
ahamo	スマホそのままで他社からの乗り換えで20,000ポイント（dポイント）
楽天モバイル	スマホそのままで他社から乗り換えで6,000ポイント（楽天ポイント）
ワイモバイル	スマホそのままで他社から乗り換えで20,000円相当のPayPayギフトカード
UQモバイル	スマホそのままで他社から乗り換えで20,000円相当のau PAY残高還元
LINEMO	他社からの乗り換えで最大4,000ポイント（PayPayポイント）

ahamoであれば、端末を購入せずに他社から乗り換えると20,000円相当のポイント還元が受けられます。

もらったポイントは月額料金の支払いに使えるので、実質約6ヶ月分の月額料金がお得に。

月額料金が最安とはいかない場合でも、キャンペーンでお得になる格安SIMも多いので、料金以外のポイントも見逃さずにチェックしてください。

スマホも機種変更する人は割引キャンペーンの有無で選ぶ

乗り換えと同時に機種変更をしたい場合は、端末の割引キャンペーンがある格安SIMを検討するのがおすすめです。

端末の割引が受けられる格安SIMの一例を紹介します。

	端末割引キャンペーン
ahamo	乗り換えと同時に機種変更で最大33,000円割引
楽天モバイル	乗り換えを同時に機種変更で最大20,000円割引
ワイモバイル	大特価一括1円スマホあり
UQモバイル	対象機種購入＋指定オプション加入で最大22,000円割引
イオンモバイル	乗り換えと同時に対象の端末を購入で10,000ポイント（WAONポイント）
IIJmio	乗り換えと同時に機種変更で最大58,780円割引

一括1円で端末を購入できるキャンペーンや、最新機種を対象としているキャンペーンもあるので、機種変更を検討している方は是非活用してください。

30GB以上使う可能性があるなら楽天モバイルかahamoを選ぶ

毎月30 GB以上のデータを使う可能性がある方には、無制限プランのある楽天モバイルか100 GBプランのあるahamoがおすすめです。

	データ容量	月額料金
楽天モバイル	無制限	3,278円
ahamo	110GB	4,950円

「数ヶ月に1回1GBオーバーする」程度であれば、その都度データ追加する方が安く済みますが、「毎月30GBギリギリになる」「月末にデータ使用をセーブしたくない」という方ははじめから大容量プランを選んでおくと思い切り使えますよ。

楽天モバイルは20GBを超えると自動的に無制限プランに移行する従量課金制なので、「普段はデータ使用が少ないけれど、時々たくさん使う」という方にもおすすめ。

ahamoは月の途中でも80GB/1,980円の大盛りオプションを追加できるので、急に大量のデータ容量が必要になったという場合にも対応できます。

楽天モバイルもahamoも、はじめから大容量プランを契約しておく必要はないので、とりあえず20〜30GBで使い始めて、必要になったら大容量プランをプラスするという使い方で始めてみるのも良いでしょう。

海外でもデータを使う人はahamoがおすすめ

海外でもデータ通信を利用したい方は、追加料金なしで30GBまで海外通信ができるahamoがおすすめです。

大容量プランはたくさんありますが、海外利用でも追加料金なしで30GBが使えるのはahamoだけです。

よく海外に行く方や、たまに海外に行く際にWi-Fiを借りるのが面倒という方は、ぜひahamoを検討してみてください。

なお、ahamoの大盛りオプション（月110GB）を契約している場合でも、海外利用は30GBまでであるという点には注意が必要です。

30GB格安SIMを比較！おすすめプラン

ここからは、30GBプランのある格安SIMを紹介します。

今回は上記の中から、状況別に3つの格安SIMをピックアップしました。

以下でおすすめポイント別に詳しく見ていきましょう。

無制限利用＆ポイント還元がお得な楽天モバイル

データをあまり使わない月は安く済み、たくさん使う月はデータ無制限を利用できる従量課金制の楽天モバイル。

基本プランはRakuten最強プラン1つしかないので、プラン選びに悩みたくない人にもおすすめのシンプルな格安SIMです。

さらに、楽天モバイルは豊富なポイント還元も魅力。

他社からの乗り換えで6,000ポイントがもらえるほか、乗り換えと同時に対象機種に機種変更すれば、ポイント還元とあわせて端末の割引も受けられます。

そのほか、楽天モバイルの月額料金を支払う際にも楽天ポイントがつくので、楽天ポイントを使ってお得にスマホを使いたい方におすすめの格安SIMです。

5分かけ放題＆追加料金なしで海外利用できるahamo

通常通話をよく使う方や、海外でもデータ通信を利用したい方におすすめの格安SIMがahamoです。

ahamoは30GB/2970円の基本料金に5分以内の国内通話無料が含まれているので、通常通話をよく利用する場合でも通話オプションを選択する必要はありません。

また、海外でも30GBまで追加料金なしと言うデータ通信を利用できるので、これまで海外に行くたびに海外用のWi-Fiをレンタルしていた方は、ahamoに切り替えるだけでトータルの通信料金が安くなることも。

特に海外利用30 GBまで無料は、ahamoにしかない大きなメリットなので、海外によくいく方はぜひahamoを検討してみてください。

スマホ・iPhone購入割引がお得なワイモバイル

乗り換えと同時に機種変更を検討している場合は、スマホiPhoneの購入がお得になるワイモバイルをチェックしてみましょう。

ワイモバイルで実施中の端末購入キャンペーンの例は以下の通りです。

ワイモバイルの30GBプランはシンプル2Lかシンプル2M＋データ増量オプションの2種類。注意点としては、ネットや電気料金と通信料金をまとめる「おうち割」やPayPayカードを支払いに使用することで受けられる「PayPay割」を利用しないと基本料金が安くならないことが挙げられます。

乗り換え時に利用できる端末割引は大きな魅力なので、機種変更を検討している方は、各種割引を利用できるかを確認した上でワイモバイルへの乗り換えも考えてみてください。

30GBの大容量格安プランを比較

ここからは、格安SIM10社の大容量プランを比較してみましょう。

注目すべきポイントごとに比較するので、気になる項目をチェックしてみてください。

30GBプランを月額料金で比較

30GBプランを月額料金で比較すると、最安はIIJmioの月額2,200円（家族割含む/最大6ヶ月間）、最も高いのはUQモバイルと楽天モバイルで月額3,278円です。

	基本料金	無料オプション
ahamo	2,970円	1回5分以内の国内通話無料 海外通信30GB追加料金なし
楽天モバイル	3,168円〜 ※家族割適用時	専用通話アプリ使用で国内通話無料 海外通信2GBまで無料データ無制限で利用可能
ワイモバイル	2,178円〜 ※各種割引適用時（7ヶ月目以降2,728円）	余ったデータ量を翌月に繰越OK
UQモバイル	3,278円	1回10分以内の国内通話無料 33GBまで利用可能
LINEMO	2,970円	1回5分以内の国内通話無料 LINEのデータ消費ゼロ
イオンモバイル	2,508円	なし
IIJmio	2,200円〜 ※家族割含む（7ヶ月目以降2,600円〜）	最大10回線までデータシェアOK
HISモバイル	2,970円	6分かけ放題付き
LIBMO	2,728円	余ったデータ量を翌月に繰越OK
QTモバイル	2,970円〜 ※各種割引適用時	端末保証サービス無料

月額料金は2,500円〜3,200円前後と各社大きく変わりませんが、30GBのデータ容量にかかる月額料金以外にも、基本料金に含まれる無料のオプションに注目してみてください。

例えば、通話をたくさん楽しみたい方は、専用アプリ使用で通話無料になる楽天モバイルや、LINEにカウントフリーが適用されるLINEMO、短時間の国内通話が無料になるahamoやUQモバイルなどがおすすめ。

支払い金額だけでなく、オプションも含めて検討してみれば、ぴったりの格安SIMが見つかりますよ。

30GBプランを通信速度で比較

次に、30GBプランを通信速度で比較すると、最も速いのが楽天モバイル、最も遅いのがイオンモバイルです。

	平均ダウンロード速度
楽天モバイル	114.23Mps
UQモバイル	92.01Mbps
ワイモバイル	81.25Mbps
ahamo	79.99Mbps
HISモバイル	66.23Mbps
QTモバイル	61.77Mbps
LINEMO	58.28Mbps
IIJmio	51.73Mbps
LIBMO	46.07Mbps
イオンモバイル	32.43Mbps

通信速度は、快適にデータ通信を利用するのに欠かせない要素です。

比較表で見ると、キャリアの楽天モバイルや大手キャリア系列のUQモバイル・ワイモバイル・ahamoが速いのがわかりますね。

通信の快適性を重視する方は、通信速度も参考にしてみてください。

30GBプランをポイント還元キャンペーンで比較

30GBプランをポイント還元キャンペーンで比較した際、最も還元額が大きいのは、ahamo・ワイモバイル・UQモバイルで最大20,000ポイントがもらえます。

以下は、機種変更せずに他者から乗り換えた場合のポイント還元キャンペーンの例です。

	ポイント還元キャンペーン
ahamo	スマホそのままで他社からの乗り換えで20,000ポイント（dポイント）
楽天モバイル	スマホそのままで他社から乗り換えで6,000ポイント（楽天ポイント）
ワイモバイル	スマホそのままで他社から乗り換えで20,000円相当のPayPayギフトカード
UQモバイル	スマホそのままで他社から乗り換えで20,000円相当のau PAY残高還元
LINEMO	他社からの乗り換えで最大4,000ポイント（PayPayポイント）
イオンモバイル	乗り換えと同時に対象スマホ購入で10,000ポイント（WAONポイント）
LIBMO	スマホそのままで他社から乗り換えで最大10,000円相当のTLCポイント

もらったポイントは月額料金の支払いに使える場合が多いので、普段利用しないポイントでもしっかりお得に使えますよ。

30GBプランをスマホ機種変更キャンペーンで比較

乗り換えと同時に機種変更する場合は、端末の割引キャンペーンやポイント還元を利用するとお得に端末を購入できます。

	機種変更キャンペーン
ahamo	乗り換えと同時に機種変更で最大33,000円割引
楽天モバイル	乗り換えを同時に機種変更で最大20,000円割引
ワイモバイル	大特価一括1円スマホあり
UQモバイル	対象機種購入＋指定オプション加入で最大22,000円割引
イオンモバイル	乗り換えと同時に対象の端末を購入で10,000ポイント（WAONポイント）
IIJmio	乗り換えと同時に機種変更で最大58,780円割引
LIBMO	乗り換えと同時に機種変更で最大実質23,000円割引
QTモバイル	対象プラン契約＋対象iPhone購入で最大20,000円キャッシュバック

最新端末や人気機種がキャンペーンの対象になっていることも多いので、機種変更を考えている方は乗り換えのタイミングと合わせるとお得に新しい端末を手に入れられますよ。

格安SIMの30GBプラン比較に関するよくある質問

ここからは、格安SIMの30GBプラン比較に関して、よくある質問に回答していきます。

順番に回答するので、気になる項目をチェックしてください。

30GBあると動画を何時間見られる？

画質やストリーミングサービスによって1GBあたりの動画再生可能時間は変わりますが、YouTubeを例に挙げると30GBで約25時間（高画質設定）の動画視聴が可能です。

	30GBで利用できる時間
動画再生（YouTube）	約25時間
X（旧Twitter）	約125時間
Instagram	約30〜60時間
TikTok	約55時間
音楽再生サービス	約6000曲ダウンロード

30GBで動画視聴約25時間なので、「動画視聴を思い切り楽しみつつ、SNSも見たい」という方は、月末にデータ容量がギリギリになる可能性も。

Wi-Fi環境がない中でもデータ容量を気にせず動画を楽しみたい方は、無制限プランや30GB以上の大容量プランを選ぶのがおすすめです。

ドコモ・au・ソフトバンクの30GBプランの料金は？

大手のキャリアの30GB以上のプランは、各種割引込みで月4,480円〜です。

	プラン名	基本料金（割引適用後金額）
ドコモ	eximo	6,650円（4,480円）
au	使い放題MAX	7,238円〜（4,480円〜）
ソフトバンク	メリハリ無制限＋	6,750円（4,480円）

なお、割引を適用して最も安い料金を叶えるには、家族割やセット割、クレジットカード割などを併用する必要がある点に注意が必要です。

30GBプランと容量無制限はどっちがお得？

毎月30GBを超えるようなら無制限プラン、数ヶ月に1回超える程度なら30GBプランを選択するのがおすすめです。

データ容量を超過した場合の追加データ容量は1GBあたり550円〜1,100円程度が多くなっているので、数ヶ月に1回1GB追加する程度であれば大きな金額にはなりません。

しかし、毎月データを追加していると出費が嵩むため、どうしても30GBに抑えられない場合は始めから大容量プランを選択しておく方がお得です。

30GBを基準に、毎月どのくらいのデータ容量があれば良いかを計算してみると良いでしょう。

容量無制限プランのある格安SIMはどこ？

無制限プランがある格安SIMは以下の通りです。

しかし、mineoとpovoは、無制限と言っても速度制限や時間制限があるため、いつでもどんな時でもデータを使いたい方には不向き。

格安SIMで無制限プランを選ぶ際は、楽天モバイルをメインに検討してみてください。

大容量プランが安く使える格安SIMはどこ？

データ容量を気にしなくて済む大容量プランを探している場合は、データ無制限の楽天モバイルか100GBプランのあるahamoがおすすめです。

30GB以上の大容量プランがある格安SIMを以下にいくつか紹介します。

	データ容量	月額料金
ahamo	100GB	2,970円
楽天モバイル	無制限	3,278円
イオンモバイル	〜200GB	～13,508円
mineo（マイそく）	無制限	990円〜2,200円

料金の安さだけでみると選択肢は広がりますが、通信の安定性やサービスの使いやすさを考慮すると、ある程度大手の格安SIMを選んでおく方が快適です。

まとめ｜30GB使える格安プラン比較は楽天モバイルとahamoがおすすめ

今回は、30GB使える格安SIMのプランを比較して解説しました。

記事の結論をまとめると、月30GBまでならahamo、30GB以上使いたい場合は楽天モバイルがおすすめと言えます。

おすすめするプランの特徴を以下にまとめます。

	データ容量	月額料金	特徴
ahamo	30GB/100GB	2,970円〜4,950円	5分以内の国内通話無料 海外データ通信30GB無料 乗り換えで20,000ポイント
楽天モバイル	無制限	1,078円〜3,278円	専用通話アプリ利用で国内通話無料 2GBまで海外データ通信無料 乗り換えで6,000ポイント

30GBプランのある格安SIMにもそれぞれ特徴があるので、今回紹介したポイントを参考に、ぴったりのプランを見つけてください。