楽天モバイルは海外でも2GB無料！ローミングの料金・設定・注意点を徹底解説

この記事では、楽天モバイルを海外で使う方法や料金・注意点について詳しく解説します。

旅行や出張で初海外だと、どうやって海外で使うのかわからない人も多いのではないでしょうか？

結論、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」なら、主要な海外80以上の国・地域で、申し込みなしでサクッと使えるようになります。

海外でのデータ量は毎月2GBなので長期滞在には向きませんが、追加料金なく使えるためスポットの渡航にぴったりです。

海外ローミング設定もmy 楽天モバイルから海外ローミングをONにするだけでOK！

楽天モバイルで利用中の人もこれから乗り換え予定の人も、海外で使うことがある人は本記事を参考に設定方法や注意点をしっかりチェックしてください。

ちなみに、楽天モバイルの海外ローミングは2GBまでなので、データ量が足りない人はahamoを検討しましょう。

ahamoは月額2,970円で使える30GBが国内も海外も共通で、楽天モバイルと同じく事前に設定するだけで海外利用できます。

大盛りオプション加入中(110GB)でも海外では30GBです。

結論｜楽天モバイルは海外ローミングが2GBまで無料！設定も簡単

まずは楽天モバイルの海外ローミングの設定方法や料金を見ていきましょう。

冒頭でお伝えした通り、楽天モバイルでは海外ローミングが毎月2GBまで無料で使用できます。

面倒な手続きもなくmy 楽天モバイルで海外ローミングをONにするだけです。

具体的な設定方法やデータ量について見ていきましょう。

【出国前】my 楽天モバイルで海外ローミングをON

楽天モバイルを海外で利用する設定は、my 楽天モバイルで海外ローミングをONにするだけです。

詳しい設定手順は下記の通りです。(下記のリンクでログインすると設定ページに直接飛びます。)

以上で楽天モバイル側の海外ローミング設定は完了です。

なお、高額請求を避けるためには国際通話は国際SMSはOFFにしておいた方がいいでしょう。

国際通話・国際SMSをONにすると端末標準の電話アプリやSMSを使うことになり、高額な通話料が発生する可能性があります。

OFFにしてもRakuten Linkでの通話・SMSは使えるので、間違えて標準電話アプリを使うのを避けるならOFFにしておきましょう。

【渡航先に到着後】端末の海外ローミングをONにする

渡航先に到着したら、端末の海外ローミングをONにするだけで、楽天モバイルをそのまま海外で利用できます。

iPhoneの場合は、最新iOSになっていれば端末に関わらず上記の設定でOKです。

一方、Androidスマホは機種によって設定方法が異なる場合がありますが、基本的な設定の流れは上記の通りです。

2GB超過後は128kbps、データチャージは1GBあたり500円

楽天モバイルの海外ローミングでは、毎月2GBまで無料で利用できます。

2GBを超過した場合は、通信速度は最大128kbpsに制限され、遅すぎてほぼ通信できない状態になります。

2GBを超えても高速データ通信を利用したい場合は、1GBあたり500円(非課税)でチャージする必要があります。

追加容量	チャージ金額
1GB	500円
2GB	1,000円
3GB	1,500円
4GB	2,000円
5GB	2,500円

正直、チャージ料金は高いので、渡航時に確実に2GBで不足する人は注意してください。

国内でデータ使い放題にならなくても大丈夫なら、海外でも30GB使えるahamoに乗り換えておいた方がいいかもしれません。

Rakuten Linkアプリ利用で日本への国際通話が無料

楽天モバイルのRakuten Linkアプリを利用すれば、海外から日本への国際通話が無料になります。

日本への国際通話なら、相手がRakuten Linkアプリを利用している場合はもちろん、Rakuten Linkではない相手も無料で通話できます。

ただし、海外でRakuten Linkを使う場合、相手が海外の固定電話・スマホ相手の場合は通話料金が発生します。

また、iPhoneの場合は海外の相手からの着信はRakuten Linkでは受けられず、iPhone標準の通話アプリに着信します。

海外は着信側に通話料が発生する国・地域が多く、観光で行く人が多いハワイやアメリカ本土の場合は着信195円/分と超高額です。

もっと高いと最大380円/分の国もあるので、海外で通話する可能性がある人は必ず楽天モバイル公式の渡航先別の通話料をチェックしましょう。

楽天モバイルの海外ローミングは80以上の国と地域で利用可能

続いて、楽天モバイルの海外ローミングが使えるエリアを見ていきましょう。

楽天モバイルでは、追加料金なしで海外80以上の国と地域でデータ通信が利用できます。

海外ローミングに申し込みは不要で、my 楽天モバイルで設定を変えるだけでOKです。

楽天モバイルが使える国・地域一覧

2025年3月現在、楽天モバイルの海外ローミングが使える地域をまとめると下記の通りです。

日本人が渡航することの多い国が海外ローミングに対応していますね！

海外ローミングの対象エリアは拡大中

楽天モバイルの海外ローミング対象エリアは、順次拡大しています。

2025年2月21日時点では、セルビア、ウズベキスタンが新たに対象エリアに追加され、対応が80か国に増加ました。

今後もローミングエリアが拡大する可能性があるので、現在非対応の国に渡航したい人は、時々楽天モバイル公式サイトをチェックしてみましょう。

楽天モバイルを渡航先に持っていく前の確認事項

ここまでのまとめとして、楽天モバイルをそのまま海外ローミングで使うには、渡航前に以下の点をチェックしておきましょう。

iPhoneなど多くの国に対応したスマホもありますが、機種によっては海外の周波数対応が全然ないということも。

実際に海外に渡航する日が近づいたら、上記を参考に確認漏れがないかチェックしてから飛行機に乗りましょう。

楽天モバイルを海外で使う際の注意点

続いて、楽天モバイルの海外ローミング注意点を見ていきましょう。

海外利用は高額請求が怖いと感じる人も多いのではないでしょうか？

楽天モバイルでも、設定や使い方をミスすると何万円もの請求になることもあるので、渡航前に下記の注意点は忘れずチェックしてください。

国内利用よりデータ通信を節約する

楽天モバイルは、海外80ヵ国では海外ローミングで毎月2GBまでデータ通信ができます。

しかし、2GBを超過すると通信速度が最大128kbpsに制限されるので注意しましょう。

動画視聴やインスタ・TikTokなど画像・動画中心のSNSを多用すると、すぐ2GBを使い切ってしまいます。

2GB超過するとまともに通信できない速度になり、LINEやメールのテキストメッセージしか使えないと考えていいでしょう。

データチャージが1GBあたり500円(非課税)と結構高額なので、海外で楽天モバイルを利用するならデータ通信の節約を意識した方がいいですね。

滞在日数が長い人など、確実に2GBでは足りない場合は、国内・海外共通で30GB使えるahamoへの乗り換えも検討しましょう。

渡航先の周波数を確認

楽天モバイルを海外で利用する際に「繋がらない」トラブルを避けるために、スマホが渡航先の周波数に対応しているか忘れずチェックしましょう。

対応状況の確認は、楽天モバイル公式サイトの「海外ローミング　対応エリア・料金」ページで簡単にできます。

また、先述した確認事項もまた、日本出国前に、以下の点を確認しておきましょう。

• my 楽天モバイルで「海外ローミング（データ通信）」の設定ON
• スマホの「データローミング」がONになっているか
• Rakuten Linkのインストール&初期設定(日本国内で認証が必要)

一通り設定している・対応に問題がないのに現地で繋がらない場合は、機内モードのON/OFFや、スマホの再起動を試してみてください。

渡航先の通話料を必ず確認する

楽天モバイルを海外で使う際は、通話料にも注意が必要です。

Rakuten Linkアプリを使用すれば、日本への通話や海外でもRakuten Linkが相手なら無料で通話できます。

しかし、iPhoneで海外の相手から着信する場合やRakuten Linkから海外の相手に発信する場合、宛先によって通話料は大きく異なります。

参考に主要な渡航先の通話料をまとめると下記の通りです。

主要国の通話料

アメリカなど、海外宛はRakuten Linkで発信した方が圧倒的に安く通話できる国もあれば、実は標準の通話アプリの方が安く発信できる国もあります。

また、着信が高額な国で利用する際は、Rakuten Linkに着信させて無料にしないとキツいことも。

iPhoneは標準アプリでの着信のため、原則として着信でも通話料がかかります。

通話料を甘く見て高額請求になる人もいるので、渡航前に通話料は絶対チェックしておきましょう！

上記の表に渡航先が見つからなかった人は、こちらで通話料確認してくださいね。

また、渡航先で電話を発信する使い方が中心の人は、「国際通話かけ放題(月額980円)」に加入してから渡航することでかけ放題にできます。

帰国後はローミングをオフにする

日本に帰国したら、スマホ本体の「データローミング」は必ずオフにしましょう。

国内では海外の電波を掴むことはないので、オフにし忘れても高額請求されるような心配はありません。

しかし、機種によっては国内でもローミング先の電波検索が起こり、バッテリーがゴリゴリ減ることがあります。

稀にショップに「海外から帰ったら電池持ち最悪…」という持ち込みがありますが、大抵は海外ローミングをOFFにすると治りますね。

見落とす人が多いので、帰国後は忘れずにローミングをオフにしてください。

楽天モバイルの海外利用に関してよくある質問

最後に楽天モバイルの海外利用に関してよくある質問に回答します。

楽天モバイルは海外でも追加料金なしで使えますか？

はい、楽天モバイルなら、80ヵ国で毎月2GBまで追加料金なしで海外ローミングできます。

ただ、2GB超過後は最大128kbpsになるため、動画やインスタ・TikTokは控えた方がいいかもしれません。

通常速度に戻すには1GBあたり500円(非課税)でチャージする必要があります。

楽天モバイルの海外ローミングで2GBを超えたらどうなりますか？

データ通信量が2GBを超えると、通信速度が最大128kbpsに制限されます。

この速度でも、標準アプリでの通話やLINE・メールなどテキストメッセージだけはやり取り可能です。

一方で、Web検索など少しやり取りの多い通信は全く使えなくなると考えていいでしょう。

楽天モバイルの海外ローミング設定はいつすればいいですか？

渡航前に、my 楽天モバイルで「海外ローミング（データ通信）」をONに設定すればOKです。

初期設定ではONになっているはずですが、念のため渡航前に確認することをおすすめします。

また、Rakuten Linkアプリの初期設定も日本国内で行う必要があるので、渡航前に済ませておきましょう。

楽天モバイルを海外で使うと高額請求されますか？

楽天モバイルは海外ローミングでのデータ通信が毎月2GBまで無料です。

ただし、2GBを超過してデータチャージを行うと、1GBあたり500円(非課税)が課金されます。

また、Rakuten Linkアプリを使用しない海外の電話への発信やiPhoneでの着信は、渡航先に応じた通話料がかかります。

特にiPhoneの人は着信で長話して高額請求になるケースがあるため注意しましょう。

Rakuten Linkアプリを海外で使うと通話料がかかりますか？

Rakuten Linkアプリを使えば、海外から日本国内の携帯電話や固定電話なら国内と同じく無料で電話できます。

0570など一部対象外の電話番号があることも、日本国内宛なら無料通話の基準は同じです。

一方で、海外の電話が宛先の場合は、Rakuten Linkからの発信も無料ではなく、国によって決まった通話料が発生します。

国と繋がる回線によっては、標準の通話アプリで発信した方が安いケースもあるため、渡航先の通話料は必ず確認しておきましょう。

また、渡航先で電話メインになる人は、「国際通話かけ放題(月額980円)」に加入してから渡航することで、Rakuten Linkを使った発信がかけ放題になります。

まとめ｜楽天モバイルは設定変更だけで海外利用OK！

今回は、楽天モバイルを海外で使う方法や料金・注意点について詳しく解説しました。

結論、楽天モバイルはローミング設定するだけで、主要な海外80以上の国・地域で、サクッと使えるようになります。

データ量は毎月2GBなので長期滞在には向きませんが、追加料金なく使えるのでスポットの渡航にぴったりです。

楽天モバイルで利用中の人もこれから乗り換え予定の人も、今回の解説を参考に渡航前の準備をしてくださいね！

なお、海外で2GBだけだとキツい人は、ahamoへ乗り換えてからの渡航も検討しましょう。

ahamoは月額2,970円で使える30GBが国内も海外も共通で、楽天モバイルと同じく事前に設定するだけで海外利用できます。

大盛りオプション加入中(110GB)でも海外では30GBです。